庭にいる蚊が多くて困っている方へ~蚊の発生を抑える庭づくり~

夏になると大量発生するのが「蚊」です。庭に出るたびに蚊にまとわりつかれて困っている方は多いことでしょう。
休日にはゆっくり庭で過ごしたいし、BBQに水遊び、花火などお子様にいるご家庭では外で楽しみたいこともいっぱい!でも蚊が寄ってきたのでは楽しさも半減ですし、蚊を理由に外に出るのが億劫になることもあります。
では、蚊の少ない庭にするにはどんな方法があるのでしょうか。
蚊の発生を抑える方法、庭での蚊除け方法についてお話していきます。

1.蚊の少ない庭にする方法

どうしても庭の蚊が少なくならない・・・と悩んでいる人必見です。
蚊が発生しにくい庭づくりについて説明します。
蚊が発生しやすい庭、発生しにくい庭についてきちんと把握して対策をしましょう。

1-1.水たまりができない庭をつくる

あなたの庭には、水たまりができるような場所はありませんか?
雨が降るといつも水たまりができてしまう庭は、蚊が発生しやすいと言われています。
蚊にもさまざまな種類はありますが、ほとんどの蚊は水面に卵を産み蚊の幼虫であるボウフラは水の中で脱皮を繰り返し成虫になるため、水がある庭は必ず蚊が発生します。
つまり、蚊が少ない庭にするには水たまりをなくせば良いのです。

庭が凸凹していて水がたまり易いのならば、舗装したり、平らにならすなどの補修する必要があるでしょう。
また、雨が降った後に水がたまるような容器類は置かないようにしましょう。植木鉢の受け皿は要注意です。水やりの後など水が溜まったまま放置しないようにしましょう。
建物周辺にある雨水桝や側溝も蚊の発生の場所となります。
枡蓋には防虫ネットを挟んだり、蚊対策専用の内蓋を利用すると良いでしょう。
側溝は水が留まらず流れているか確認しましょう。落ち葉や汚泥、ゴミが溜まって水が流れていない場合は掃除が必要です。
側溝の掃除は基本的には側溝が面している道路の所有者が行いますが私道ではなくても自宅前の側溝は自分で掃除しなければならないケースが多いようです。
場合によっては市役所や自治体が対応してくれることもあるので一度相談してみるといいでしょう。

1-2.蚊が嫌うハーブ類、植物を植える

水が溜まる場所をなくすことで敷地内の蚊の量は抑えられますが、外からの蚊の侵入を防ぐには蚊が嫌う植物を植えることが効果的です。
主にハーブ類ですが、ハーブの蚊が嫌う匂い成分を利用した体にも環境にもやさしい蚊対策です。
庭の花壇ははもちろん蚊が侵入してきそうな屋内の窓際に置いても楽しめます。
蚊対策に効果のあるハーブを6つご紹介するので参考にしてみてください。

レモングラス:主成分の「シトロネラ」に防虫効果があり、蚊よけのキャンドルや蚊帳に編み込まれるなど蚊よけとして活用されてきました。多年草で一度根がはれば手間がかからず育てやすいハーブ。
ラベンダー:リラックス効果があることはとても有名ですが、葉には防虫効果があります。高温多湿を嫌うため、風通しがよく水はけが良い環境で育てましょう。
ゼラニウム:ヨーロッパでは魔除けや虫除けとして玄関先や窓辺に置かれてきました。丈夫で育てやすい植物です。
ローズマリー:香りが強く虫が寄り付かない植物として有名。とても丈夫で非常に育てやすいハーブ。
バジル:ここで紹介している中で最も効果が期待できるハーブです。強い日差し注意して日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。

1-3.雑草を処理する

蚊は雑草を休む場所として使います。伸びた雑草や芝の葉に潜んでいるのです。
庭の雑草は定期的に除草し、芝生の庭を持っている場合は、芝をマメに刈り込みましょう。
蚊が留まる場所をなくすことで庭にいる蚊の量を減らせます。

2.庭での蚊除け方法

蚊の発生と侵入をできるだけ抑える方法を説明してきましたが、庭の蚊を完全にシャットアウトすることはできません。
庭で作業する場合、できるだけ蚊に刺されたくないし、蚊を気にせず庭でリラックスした時間を過ごしたいものです。
できるだけ蚊が近くに寄ってこないようにするには、やはり虫除けグッズを利用するしかありません。
蚊の発生と侵入を抑えた上で、ここでは庭に出た時になるべく蚊が寄り付かず刺されない方法を見ていきましょう。

2-1.体に使用する蚊除け

蚊が体に寄ってきたり止まったりするのを防ぐのによく用いられる虫除け。夏場の外出時に使用される方はたくさんいると思います。
ミストやエアゾールのスプレータイプは定番ですが、最近では防虫成分を染み込ませたウェットティッシュの様なシートタイプや小さな子供に使いやすい防虫成分が含まれたシールを衣類に貼り付けるシールタイプ、リストバンドの様な形になっていて手首などに着用するタイプもあります。

使い勝手など好みによって選択すれば良いのですが、効果は成分によって異なります。
虫除け成分は「ディート」「イカリジン」「ハーブなどの天然成分」の3つに分けられます。

ディートは最もメジャーな成分で虫除けには非常に有効な成分ですが、12歳未満の子供や赤ちゃんに対しては厚生労働省から使用の制限が出されています。
使用制限があるため危険なものだと誤解されやすいですが、ルールを守って使用すれば安全です。虫除け効果としては最も有効なのでアウトドアにおすすめです。
ディートが使用されている濃度によって効果の持続時間が違うので購入の際には濃度もチェックしましょう。

イカリジンはディートに比べ新しい虫除け成分です。虫除けの効果はディートと同じくらいありますが肌への刺激が少ないので年齢制限なしで子供でも安心して使用できます。
こちらもディートと同様、製品によって濃度が異なり効果の持続時間が異なります。

ハーブなどの天然成分を使用したものは肌の弱い人や赤ちゃんにおすすめです。
化学成分ではなく虫が嫌がるハーブの匂いを利用した虫除けです。配合されているハーブによって香りが異なるのでお気に入りの香りで選ぶと楽しいですね。

雑談ですが、蚊は黒い色を認識して寄ってくるのだとか。黒っぽい服装や持ち物を避けてなるべく白っぽい服装で外へ出るのもおすすめです。

2-2.空間に使用する虫除け

虫除けには肌を守るものの他に、空間をバリヤして蚊を寄せ付けない虫除けがあります。

代表的なものは日本の夏の風物詩、蚊取り線香。蚊取り線香が効果を発揮できる範囲は半径2m、約6畳分のスペースです。
外で作業をする際はバリヤが機能する範囲に蚊取り線香を持ち運びながら作業しましょう。
また、BBQなどする場合にはその会場になる大きさに合わせて配置する個数と場所に配慮しましょう。また風上に置くと効果的です。
蚊取り線香から出る煙は人体へ害はありません。
小さな子供がいる家庭では火を使うものなので火元がむき出しにならない蚊取り線香ホルダーに入れるとと安心して使用できます。

そしてもう一つ、空間をバリヤする代表的な物といえば室内で最も使われている電気蚊取り器。
以前はマットタイプのものが主流でしたが現在では液体殺虫剤を電気熱で揮発させファンで散布するタイプが主体です。
モバイルバッテリーにつないで持ち運びできるタイプや電池式のものも出ているのでこれなら屋外でも使用できますね。
また、キャンプなど屋外専用にアウトドアメーカーなどが作ったものもあります。
効果の範囲は6~8畳程度。蚊取り線香同様、風を利用しているので風上に置くと効果的です。
蚊取り線香の様に準備や後片付けの手間が少なく火の心配もありません。

防虫成分を使った物ではエアゾールタイプものがあります。
用途によって効果の持続時間が数時間から数ヶ月まで幅があります。
即効性に優れていますがスプレー直後が最も効果が高く、時間が経つにつれて効果は弱まっていくのでこまめにスプレーする必要があります。
外での食事の時などは食べ物に薬品が飛ぶ心配があるので、即効性を利用してスタート時にのみスプレーし後は蚊取り線香や電気式蚊取り器を使うのが良さそうです。
準備や片づけの手間がいらないので手軽に使えます。
また、軒先や玄関に吊るしたり、網戸に貼るタイプの虫除けはユスリカやコバエには有効ですが適用対象に蚊が含まれない製品が多くあるので注意してください。

2-3.蚊をおびき寄せる

これまで蚊を寄せ付けない方法を中心にお話してきましたが、今度は逆の発想で蚊が集まる対象を人ではないものに集中させる方法です。

コンビニや飲食店の店先でよく見かける電撃殺虫器です。虫が好む光で虫をおびき寄せて感電死させる機器で殺虫灯とも呼ばれます。
店先でしか見たこともない方も多く、身近に感じにくいですが家庭でも使えるものやキャンプ用のものもあります。
ファンが付いていて寄ってきた虫を吸い込んでくれるタイプのもは電撃殺虫器のなかで最も効果が期待できます。
虫が感電する際の音が気になる方は殺虫器に入ってきた虫を粘着シートで捕まえるタイプがおすすめです。
化学成分や火を使わないので置く場所に注意をすれば安心して使用できますが、光で蚊をおびき寄せるので夜間で効果を発揮します。

まとめ

蚊の少ない庭にする方法、庭での蚊除けの方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
蚊に刺されたとことから菌が感染し、皮膚病にかかってしまう危険性もあります。
小さい子供やアレルギーを持っている人が刺された場合、光熱を引き起こす可能性もあるので注意しなければなりません。
まずは出来るだけ庭の蚊を増やさないためにも蚊が発生しにくく蚊にとって居心地の悪い環境にすることが大切です。
即効性はなくても必ず少しずつ蚊の数が減っていきます。

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