門周りが木調でまとまっているこちらの外構は弊社のチラシをみてご来店して下さった二世帯で住まわれるお客様の邸宅。
門周りのみ別で駐車、駐輪、アプローチスペースは一緒に使うとの事。

駐車、アプローチスペースは共用で使用するという点と駐車場、アプローチ両方の顔を持つ外観にしたいという点から ” 障害物の少ない広々とした空間で、どなたでも使いやすい ” を意識してデザインしました。
通常シンプルモダンでもナチュラルテイストでも土間コンクリートと目地で造ることの多い駐車場ですが、今回はあえて ” 白っぽい色を持つ土間コンクリート ” と ” ベージュっぽい色を持つ洗い出しコンクリート ” を上手く組み合わせ、色の違いを市松模様のような形で楽しめるようにしています。そうすることで駐車場としてだけでなくアプローチも兼ねられたユーモア溢れるデザインとなり、お施主様はもちろん、来客の方まで明るい気持ちになるような空間となりました。

正面から見て右側には一台用のカーポートを設置。
もともとカーポートのチラシを持って来店して下さった際に一台用のカーポートをつけたいというお話がございましたので設置に至りました。
詳しいご要望として「できたら、自転車も一緒に停められるようなカーポートがほしい」とのお話があったためカーポートはＹＫＫａｐの ” エフルージュグラン基本＋ハーフセット ” という商品を選ばせていただきました。
エフルージュグランの基本＋ハーフセットは通常のエフルージュグランより1400ｍｍ程度延長している商品なので、駐輪スペースにも屋根がかかるサイズとなっておりカーポートと駐輪場、両方が兼ね備わった空間を実現することができました。
基本部分とハーフセット部分の間には枕木材を８本施工しました。
これは駐輪スペースと駐車スペースの区切りとして、そして、ハーフセット部分に駐輪されている自転車が外部から見えないようにするための工夫として設置しています。
駐輪スペースに停められた自転車に目隠しをすることで生活感が消え、外構のテイストを維持することができます。

上記で説明した枕木材と、玄関前の機能門柱は邸宅の玄関ドアにあわせて木調色を選択しています。
二世帯のお宅ということで同じ機能門柱でもシンメトリーに置くことでどっちの門柱がどちらのものなのか、どちらの玄関がどちらの玄関なのか区別ができるようになっています。
また玄関ポーチを上った先のポーチタイルになっている部分は、広く使えますが少し高さがあるため囲いとして手摺を設置しました。
階段部分にも手摺がついているので小さなお子様やご高齢の方が階段を使用する際も安心安全でご利用いただけます。

▶この施工の担当営業　松澤　徳恵