ホームページを見て新築外構のご相談に来てくださったお客様。
ブラックとブラウンを基調としたモダンな雰囲気の邸宅、それに調和する外構に。

「カーポートを付けたい」とご要望があり、広々とした駐車スペースの奥に設置。そうすることによって、空間に余裕があるファサードを演出することができます。建物内からも駐車場へ導線があるため、駐車スペースとしての用途だけではなくご家族とバーベキューをしたり楽しみ方は様々。そして、目地にはコンクリートレンガを使用し駐車のしやすさ、わかりやすさがあることはもちろん、同時にデザイン性も感じることができます。土間は、刷毛引き仕上げのコンクリートにすることによって、街路樹の葉などが落ちてきても素敵な外構を維持しやすくなっています。

施工した門壁はＢ－ｌｉｆｅ’ｓのグレー基調としたタイル張りを使用し落ち着いたメリハリのあるデザイン。それをＬ字にすることによって住宅設備である室外機を隠すことが出来ます。そして見た目の第一印象もスタイリッシュに。建物駐車スペースを繋ぐ良いアクセントにすることが出来ています。ポストにはＬＩＸＩＬのエクスポスト、マットブラックな見た目で外構と建物が調和する一つのアイテムになっています。また、門壁の反対側に門扉を設置することでアプローチのしやすさというのも考えられていて、見た目と機能性どちらも欠けない空間が実現しました。

玄関に向かうアプローチには、１段階段があります。蹴込みの部分に凹みを設けて、影を演出し浮遊感を与えます。また、樹木の下には割栗石を敷き詰めています。周りの砂利と差別化を図ることでデザインのワンポイントとなり、さらに照明を付けたことで暗い時間でも、よりデザイン性の高いものとなり「モダン」という統一感を感じられます。

目隠しフェンスは、道路側と歩道側に高さの変化を付けました。それにより、閉鎖的になることなく防犯性も確保出来ます。特にリビングがある歩道側は、プライベートゾーンを確保するために窓の前に樹木を植え、緑色により外構の印象を柔らかくすると共に、視線のカットや温度の調節をする効果もあります。３種類の樹木が植わっていますが、真ん中のシマトネリコには芳香性があり、５～６月の花の時期にとてもいい香りがします。ヤマボウシは、他２種類とは違い落葉樹ということで寒い時期になると葉が落ちるので、四季が感じられます。

モダンな雰囲気の中にある明るいお色の洗出し舗装は、ユーモアあふれるものとなり、ご来客の方も温まる優しい空間になりました。
お施主様がごだわり、デザインさせていただいたお庭空間はこれから日々の生活を彩るものとなると幸いです。

▶この施工の担当営業　竹内　徹