台風が来る前にするお庭の4つの対策~花壇、庭木、鉢植えなど庭の台風対策はどうしたら良いの?~

もうすぐ本格的な夏がやってきて台風の発生や動きが気になる季節がやってきます。
自宅に庭木や季節の草花植えたり鉢植えなどでガーデニングを楽しんでいる方にとっては台風による被害が心配ですね。
大切にお世話をしている植物が倒れたり枯れてしまっては大変です。
また台風対策を行わないと、近隣の住人にも迷惑をかけるかもしれません。
台風は庭木などにどのような被害を与え、どのような対策が必要なのでしょうか?
今回は、庭の台風対策と台風後の庭の手入れの仕方についてご紹介します。

目次1.台風による庭木への被害
2.台風の前に行う対策
3.台風の後にするべき事
4.まとめ

1.台風による庭木への被害

まずは台風が庭に与える被害にはどんなものがあるのかみてみましょう。

1-1.草花が水に浸かる

台風の時には雨が多く降ります。
一度にたくさんの雨が降ると水はけの良し悪しに関わらず排水が間に合わずに庭が水浸しになってしまうでしょう。
草花が水に浸かってしまえば2~3日で根腐れしてしまいます。

1-2.庭木の枝が折れる

台風の時には風も強く吹き、風の影響で庭木の枝が折れ近隣住宅の外壁や屋根、ガラスを壊したり車に傷をつける可能性もあります。
特に大きな葉がたくさん茂った木の枝は風の影響を強く受けて折れやすくなります。
また、植えたばかりで根がしっかり張っていない木は倒れたり幹が折れてしまうこともあるでしょう。

1-3.植木鉢が落ちる倒れる

寄植えなど鉢植えでガーデニングを楽しんでいる方も多くいると思います。
鉢植えは強風で飛ばされて倒れて転がってしまったり、落下して鉢が壊れてしまうこともあります。
鉢が壊れるだけでなく鉢が転がったり落下することで近隣の建物など周辺にあるものへ被害が広がってしまうかもしれません。

1-4.ガーデングッスの散乱

ガーデニングで使用する道具類を外に置きっぱなしにしている場合は要注意です。
強風に煽られて倒れたり飛んでいってしまうかもしれません。
また、土や肥料などは雨で流れ出す可能性もあります。

2.台風の前に行う対策

庭への台風の被害を最小限にするには事前にどのような対策をすれば良いのでしょうか?
台風対策の一例をご紹介します。

2-1.溝の掃除をする

台風が来る前に庭の水の流れを確認しましょう。
特に庭の水を排水溝を使って外へ出している場合は、排水溝にゴミが溜まっていないかチェックしてみてください。
冬の間に落ちた落ち葉や土で水が上手に流れなくなっている場合があります。
庭の排水をスムーズにするための溝が機能しないと草花や庭木が冠水する原因になるので台風の季節を迎える前に溝掃除をしておきましょう。

2-2.庭木の剪定をする

葉が茂りすぎた枝や枝が広がりすぎた樹木は強風の影響を受けやすく枝が折れたり倒れやすくなってしまいます。
風の影響を減らすために、選定をしたり枝透かしをして風を通りやすくしましょう。
植えたばかりの若木は添え木をしてあげると良いでしょう。

2-3.外に出ているものは片付ける

台風の際は屋外に物を置いておくのはとても危険です。
鉢植えやガーデニンググッズは物置にしまったり玄関の空いたスペースに入れておきましょう。
忘れがちなのがベランダです。ベランダに置いてあるものが飛んだり落ちるととても危険です。屋内に避難させましょう。
屋内にしまう場所がない場合はなるべく風が当たらない場所を選んで軒下などに移動させ、大きくて移動が大変な鉢などはその場に倒して風の影響を受けないようにするか鉢同士を縛っておきましょう。

2-4.収穫する

花や実は強い雨で傷んだり風で引きちぎられてしまいます。台風の前に収穫出来るものは収穫しておきましょう。
特に夏の間の暑さ対策でグリーンカーテンを作っていいる場合は強風でネットごと飛んでしまう可能性があるのでネットごと地面におろしましょう。
グリーンカーテンの種類によっては台風の頃には旬を過ぎるものもあります。台風対策ついでに片付けられるとより安心です。

3.台風の後にするべき事

最後に台風が通り過ぎた後はどんな手入れが必要なのかご紹介します。

3ー1.掃除をする

強い雨や枷のあとはいろんなものが転がっていたりあちこちから物が飛んできて散らかっています。
台風前に掃除した溝も台風で飛んできた葉っぱや枝が詰まっているかもしれません。
また葉っぱについた泥などは洗い流してあげましょう。
庭木の点検をしながら掃除をしましょう。

3-2.庭木の枝が折れてしまったら

折れた庭木は早期に添え木を当てて縛ればくっつく事がありあす。
折れた庭木が見つからない場合はすぐに探しにいきましょう。
道路などに転がったまま放置されると交通の妨げになったり事故を起こすことがあります。

また、折れた庭木で近隣のお宅に迷惑をかけた場合はすぐに謝罪しましょう。
謝罪した上でお互いよく話し合ってその後の対応を決めることでトラブルを回避できます。

4.まとめ

いかがでしたか?
今回は台風によるお庭の被害を最小限にするための対策についてお話してみました。
台風対策は自宅の被害を少なくするためだけでなく近隣への被害も最小限にすることができます。
出来るだけ被害を少なくするために外に出ているものは屋内に片付け、片付けられない背の高いものは地面に寝かせるなどの対策をします。
庭木の剪定や花や果実の収穫をして苗や枝への風の影響を少なくする対策が効果的です。
台風の後は自宅や周囲に被害がないかを確認し、庭木など汚れや傷んだ部分は手入れをしましょう。

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