邸宅裏のお庭部分とファサード部分の工事、２回に分け造りこんだかっこいい大人の和モダン外構。
とてもかわいい３匹のフレンチブルドッグちゃんたちが、完成した外構を案内してくれているお写真と共にこだわりのデザインをご紹介していきます。

２回に分けた工事の内、先に工事にしたのは邸宅裏のお庭。
ご夫婦の一番のご要望であった「リビングから繋がるタイルテラス」をここで実現しています。
お庭側を向いている邸宅の掃き出し窓の数は２つ。どちらから出てもタイルテラスに繋がるよう窓が面している部分全面をタイルテラスで仕上げており、邸宅側面の窓が面していない部分にはタイルテラスのお掃除などの際に活躍する立水栓を設置しています。
タイルテラスに使用したタイルは名古屋モザイクのアーバンネイチャーという商品。コンクリート調のタイルで色むらが少なく、落ち着きのある表情が人気のタイルで、今回はこちらの６００角を使用しています。
玄関ポーチと同じ３００角のタイルや６００×３００角の長方形タイルを使用し施工されることも多いタイルテラスですが、６００角の大判タイルを使用し施工することでダイナミックかつ高級感のある空間を演出することができました。

お庭にはもう一つご夫婦がご要望として挙げられていた「目隠しの塀」を施工しています。
お庭の目隠しといえば横格子や縦格子の目隠しフェンスを想像しますが、今回はタカショーのエバーアートボードという商品を使用し目隠しの ”壁” を造りました。
フェンスではなくしっかりとした壁で目隠しを造ったのには、お施主様の「どの時間帯でもカーテンなどで遮られることなく、リビングからテラスを眺められるようにしたい」という想いから施工に。
全面を壁で囲ってしまうと気になる風通しは、一部分に縦格子のスリットを入れてあげることで、風通しはもちろん自然光もしっかり取り入れられる空間となりました。

お写真５枚目、白いフレンチブルドックちゃんが登っているのは造作のベンチ。
邸宅の構造上必要だった壁をグルっと囲うような形で造作したベンチは、愛犬だけでなく、お施主様の腰掛けとして憩いの場所となっており、すぐ横に造作された花壇と共に癒しを与えてくれるスペースに。

大きなカーポートが特徴的なファサードはお施主様がお好きな和モダンな雰囲気を造り出せるよう、木調色とブラックを融合させてデザイン。
設置されたカーポートは三協アルミのＵスタイルアゼスト。アプローチ上部にあたる屋根材に、木目の天井材を使用することで来客へのおもてなし心を意識しています。駐車空間には熱線遮断のポリカボネートを屋根材として使用しており、車に対して優しい設計となっています。
アプローチ側に設置したサイドスクリーンも木目で統一。カーポートのオプションで施工されたサイドスクリーンなので場所をとらず、おしゃれなデザインで外部からの視線をしっかりガードできています。

門塀はインターホンと表札のついた塀を敷地に入ってすぐの道路面に、ポストと一体型の宅配ボックスがついた塀を玄関から出てすぐの位置に施工。
道路面から敷地内に入る来客者がインターホンを押しやすいように、邸宅内からお施主様が郵便物を取りだしやすいように、と双方の動線を考え設計しました。
色味は邸宅やテラスにあわせモダンカラーを使用。どちらもブラック×グレーで統一感を出しています。

写真では見えにくい部分ではございますが、愛犬家のお施主様のご意向で宅配ボックスが設置された塀の手前に愛犬を繋ぐことができるフックを地面に埋め込むような形で設置しています。
屋根のある広々とした空間の中、飛び出す心配もなく自由に歩き回るワンちゃんたちの姿は、まるでご主人様に「僕たちのことを想ってくれた素敵な外構をありがとう」と笑っているようでした。

▶この施工の担当営業　山本　照樹