アイボリーの外壁が基調となっている大きな邸宅。
将来の事を見据えてバリアフリーを意識した外構にしたいと、ご両親想いな娘様からお問い合わせをいただきました。

デザインはシンプルになりすぎないようにしたいとの事だったので、門周りを筆頭にシンプルながらもデザイン性の高く華やかな空間を演出しました。

木調の天井材がアクセントとなっている門塀上部に施工されたルーフは、ＬＩＸＩＬのプラスGという商品を使用し施工しております。
プラスGは組み合わせ方によってカーポートや目隠し、テラス屋根など様々なエクステリア商品を造り上げることのできる人気な商品。
既製品のルーフも存在する中、組み合わせて造る商品を使用することでオリジナリティあふれる空間を作り上げることができます。

今回施工したルーフは、プラスGシリーズの中でもＧルーフという商品のワイドフレームと１５０角柱を組み合わせてデザイン。
道路面には木調のデザイン格子も組み合わされています。
デザイン格子も取り付けることでデザイン性はもちろん、アイクローズとして活躍しつつ程よく風や光を取り入れてくれる抜け感を出すことができました。

幅の広い門塀には、それにそぐうよう幅の広いタイルを貼り迫力のある門塀に仕上げています。
使用したタイルはＢ－ｌｉｆｅ’ｓの「アース」というタイル。
アースは光沢のあるタイルで、表面を手で触るとまるでボーリングの球の表面を触っているかのようにツルツルしています。
１枚ごとに違う表情をみせてくれる表面上の柄は、大理石のような緩やかなグラデーションが特徴的で高級感が演出されます。
門塀というとマットな質感のタイルや塗りの壁を使われていることが多いので、「シンプルになりすぎたくない」というお施主様ご要望に寄り添った映えるデザインの門周りとなりました

門塀を抜けた先にある階段は、一段一段の高さを低めに設定。
バリアフリーのお話もございましたので、階段横には手摺をつけ、誰が登っても上りやすく安全な設計を心掛けました。

お庭を囲うフェンスはシンプルなメッシュフェンスで統一していますが、門塀奥に覗くフェンスのみＬＩＸＩＬのフェンスＡＡという商品を使用しています。
一見ブラックやチャコール系の色味に見えますが、実はとても珍しいメタル調のフェンス。
正式にはブリュームメタルグレーというカラーのメタル調フェンスですが、ブラックやチャコールよりもくすんだ鉄感のあるカラーで、アクセントとなる場所に一ついれるだけで上質なモダンを感じるデザインとなっています。

門塀手前は解放感のある広々とした駐車スペース。
カーポート下は常時２台駐車可能で、カーポート手前にも来客が来た際に停めれるような空間が広がっています。
設置したＬＩＸＩＬのカーポートＳＷという商品は、風邪や雪など自然災害に強い折板カーポート。
特に耐風圧は通常のカーポートより強いので、台風などで屋根が飛んでしまうのを心配する方にオススメです。
耐圧性に力が入ってる商品だとどうしても気になるデザイン面は、ＬＩＸＩＬならではの設計で重厚感のある見た目で空間にしっかり溶け込みました。

駐車スペース奥の門扉からお庭に足を踏み入れると広がる天然芝。
その奥には畑土の入った菜園スペースを確保しており、お施主様のご趣味のスペースとして活用できる憩いのお庭になりました。

▶この施工の担当営業　山本　照樹