誰にでもできるウッドデッキの再塗装!知って得する4つのコツ。

自宅で木のぬくもりを感じながらくつろげるアイテムとして人気の天然木ウッドデッキ。おうち時間が多くなって需要が高まっています。
メンテナンスがほとんど必要ない人工木とは異なり、天然木のウッドデッキは色あせや腐食などの劣化防止のため塗装されています。
屋外で雨風や紫外線にさらされるウッドデッキ、当然、時間が経つにつれ塗装が剥がれてしまいます。木材へのダメージを少なくし、ウッドデッキの寿命を延ばす為に再塗装はかかせません。
そこでここでは再塗装のタイミングや塗料の選び方等、ウッドデッキの塗装に役立つコツをご紹介します。

1.塗り替えの時期と劣化症状

一般にウッドデッキの塗り替えはおよそ3~5年と言われています。
しかし、ウッドデッキの劣化は使用している木材の種類や、紫外線を良く浴びるなど設置場所の環境に影響を受けて劣化の進み方も違うので再塗装のサイクルも異なます。
再塗装の時期が来たかどうか、ウッドデッキの材質と症状でを目安に判断しましょう。

1‐1.材質で見る塗り替えのタイミング

ウッドデッキに使われる木材にはソフトウッドとハードウッドの二種類があります。

ソフトウッドは針葉樹でハードウッドに比べ安価で繊維の密度が低く、柔らかいため加工がし易くDIYに向いていますが、その特性上、水分、害虫、腐食菌が入りやすくウッドデッキの痛みが早いためハードウッドよりも短い周期での塗り替えが必要となります。
設置した環境にもよりますが、1~2年での塗り替えが理想です。
ソフトウッドの木材にはマツ・ヒノキ・サイブレス・ホワイトウッドなどがあります。

対してハードウッドは広葉樹でソフトウッドより高価です。密度が高く、堅い木材のため加工が大変ですが、堅い分木材の反りや腐食がしにくく、ソフトウッドよりも塗り替えの周期は長く3~5年で行うと良いでしょう。
ハードウッドの木材にはイペ・ウリン・セランカンバツ・フィエラなどがあります。

1‐2.症状で見る塗り替えのタイミング

材質による塗り替えのタイミングをご説明しましたが、ウッドデッキの劣化の進み具合によって必要に応じて塗り替えを判断することも大切です。
塗り替えを見極める症状を見ていきましょう。

① 色あせ:ウッドデッキの表面が白く褪色・変色してきたら塗り替えのタイミングです。
② 汚れ:カビやコケが付き緑や黒い汚れが出てきたら塗り替えのタイミングです。カビやコケが生えるのは木材の防水機能が低下しているのが原因です。塗装をして木材への水の侵入を防ぎましょう。
またこの場合、木材によっては腐食している可能性がります。良く確認をして腐食箇所がある場合は業者に点検&補修を依頼するようにしましょう。腐食が無い場合はDIYで塗りなおしできます。
③ 塗膜の剥がれ:前回の塗膜が剥がれてきたら塗り替えのタイミングです。再塗装する前に古い塗膜を剥がしてから塗装すると仕上がりが綺麗です。

2.塗装選びのポイント

ウッドデッキの塗り替えではウッドデッキに適した塗料を選ぶことが重要です。塗料の特徴を知って、仕上がりと安全性を考慮して最適な塗料を選びましょう。

2‐1.塗料の種類を知ろう

ウッドデッキの塗装に使用する木材保護塗料には『浸透タイプ』と『造膜タイプ』の二種類があります。

浸透タイプは木材の内部に浸透して木材を保護するタイプです。表面に膜を作らないため、木の風合いを生かすことができます。木材内部から効果を発揮するので、ひび割れが起きても安心です。
ただし、撥水性・防カビ性・防腐性はありますが、塗膜がない分ダメージが起きやすく塗膜タイプよりもメンテナンスのサイクルが短くなります。

造膜タイプは木材表面に塗膜を作って保護するタイプです。通常のペンキ塗りと同じような見た目になります。塗料に使用している樹脂によって機能性は異なりますが、塗膜によって表面を保護するため耐久視や耐水性に優れています。
ただし、塗膜に割れや剥がれが起きたり、木材自体にひび割れが起きたりした時は十分に保護できなくなります。

設置年数が浅く、まだ劣化が進んでいないウッドデッキなら防カビ性、防腐性に優れた浸透タイプがお勧めです。汚れがひどく経年劣化が起きている場合は、造膜タイプを使用すると傷んだ部分を隠して仕上げることが可能です。

2‐2.塗料の成分を知ろう

タイプ別に塗料の特徴をみてみましたが、浸透タイプ、造膜タイプにはどちらも主成分の違いによって水性塗料と油性塗料の二種類があります。

水性塗料の主成分は水で、油性塗料よりも耐久性は劣りますが、臭いが少なく扱いやすい塗料です。環境に優しい塗料なのでお子様がいるご家庭には安心です。
乾燥に時間がかかるので作業効率が低いデメリットがあります。木材に塗料がしみ込むので油性塗料より色落ちがしにくいですが油性塗料のような艶はありません。

油性塗料の主成分は油で、耐久性が高く早く乾くので作業時間が短いメリットがあります。
ただし、揮発性の高い有機塗料を使用するため臭いが強く取り扱いが難しい塗料です。有機塗料は引火性が高いので作業の際や塗料が余った際の保管に注意が必要です。

2‐3.初めに塗った塗料と同じ塗料を選ぶ

ウッドデッキの塗りなおしをする際には、以前使用した塗料と同じ種類の塗料を選ぶようにしましょう。
水性塗料を使ったなら水性塗料、油性塗料を使ったなら油性塗料を使うとなじみが良く仕上がりがきれいになります。
塗膜が剥がれて前回の塗料が残っていない場合や塗膜をサンダーなどで削り取った場合は他の塗料でも可能です。

3.DIY塗装で必要な準備&道具

では、塗装に入る前にウッドデッキの塗装に必要な準備とそろえる道具について見てみましょう。

3‐1.塗装の日程を決める

ウッドデッキの塗装は塗料が木材に浸透し乾燥させることが大切です。せっかく塗りなおしても乾く前に塗料が雨で流れてしまっては、撥水・防腐性・防カビの効果も落ちてしまいます。
後の手順でも説明しますが、塗装前に洗浄したウッドデッキを乾燥すること、二度塗りが必要な塗料は一回目の塗料がしっかり乾いてから次の工程に進みます。晴れの日が続く日程を選ぶのがベストです。
まとまった晴れの日が無い場合などは、洗浄+塗装一回目と仕上げ塗りとで工程を区切ってそれぞれの工程が完了する日程と天候を考慮して日程を組むことも出来ますが、汚れが付く前に仕上げ塗りが終わるようにしましょう。

3‐2.塗装に必要な道具

ウッドデッキの塗装に必要な道具をご紹介します。

① 塗料:自宅に合った塗料を選びましょう。ウッドデッキの面積を測っておきましょう。
② ハケ:細かい部分を塗るのに使用。毛先が割れにくい化学繊維系の刷毛がお勧め。
③ コテバケ:広い範囲を塗るのに使用。
④ ベンダーハケ:木と木の間の側面を塗るのに使用。
⑤ 塗料用のバケツ:塗料を使用する分だけ取り分けるのに使用。
⑥ マスキングテープ:細かい部分の養生に使用。
⑦ マスカーとはさみ:サッシや建物の壁など広い面を養生するのに使用。
⑧ ブルーシート:塗料が垂れるのを防ぐために塗料の置き場として使用。
⑨ サンドペーパー:木を削って塗料をしみ込みやすくしたり仕上げを良くするために使用。
⑩ 軍手:塗料などから手を保護するために使用。塗料のしみ込み防止にゴム引き軍手がお勧め。
⑪ 汚れても良い服
⑫ ウエス:サンドペーパーの削りカスや塗料の拭き取りに使用。タオル生地は木材に引っかかるので不向き。

4.ウッドデッキ塗装の手順とコツ

ウッドデッキ塗装は晴れた日に行うことが大切です。塗装前の洗浄した木材や塗った塗料をしっかり乾燥させることが仕上がりを左右します。
ここでは2度塗りの工程をご紹介しますが、この場合、洗浄から完了まで3日間の施工期間が目安となります。
作業の前に天気予報を確認して予定を決めましょう。

4-1.洗浄

まずは、デッキ面についたコケやカビ、汚れなどを洗浄します。
土ホコリをほうきで除き、雑巾で水拭きします。水拭きで落ちないコケやカビなどは水を流しながらデッキブラシでこすります。
木目に逆らってデッキ面をこすると木目を潰してしまうので必ず木目に沿って行いましょう。
高圧洗浄機を利用する場合はウッドデッキが傷ついてしまうのでテラスクリーナーなどの専用ノズルを使用する、ノズルを床面から10㎝以上放して使用するといった注意が必要です。

洗浄後は半日から1日ほどしっかり乾燥させてから次の工程に移ります。

4-2.下地処理

サンドペーパーでデッキ面を整えます。
洗浄作業で落ちなかったカビや前回の塗膜を落とし、デッキ表面に荒い傷を付けることで新しい塗料が木材となじみやすくなり長持ちします。
ここでも洗浄と同様に、木目に沿って作業しましょう。

サンドペーパーは木材に痛みが少ない場合は240~320番の細かいもの、痛みが激しい場合や前回の塗膜がある場合は80~90番の少し荒めのものを使用しましょう。

表面の削りカスはほうきで掃いたり雑巾がけをして必ず取り除きましょう。

4-3.養生

建物や窓ガラスなどへの塗料の飛散を防止するためにマスキングテープやマスカーで覆い養生します。

また、ブルーシートの上に塗料やハケなどを置いて、下が汚れないように注意しましょう。

4-4.塗装 1回目

塗料缶を開ける前に良く振って攪拌します。よく攪拌しないと仕上がりにムラが出来たり耐久性が落ちてしまうことがあります。
塗装は高い所から低い所へ、塗りにくい所から良く目立つ部分へと塗っていきます。また、洗浄・下地処理と同様に木目に沿って塗りましょう。

塗装完了後は4時間以上しっかり乾燥させてから次の工程に移ります。

4-5.塗装 2回目

1回目の塗装と同様に行い、しっかり乾燥させたら完了です。

5.まとめ

いかがでしたか?
ウッドデッキの再塗装について再塗装時期の見極めから準備、塗装の手順について説明してきました。
メンテナンスに手間のかかる天然木のウッドデッキですが、木ならではの風合いや質感を楽しめる天然木ウッドデッキは根強い人気があります。
メンテナンスは天然木ならではの楽しみの一つ。長く気持ちよく使えるように家族で楽しみながらメンテナンスしてみてください。

また、再塗装以外の日常的なウッドデッキのお手入れ方法をまとめた記事も参考にしてください。

 

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