1.空き巣の標的にされやすいのはどんなエクステリア？

ずばり、空き巣はどんな家を狙っているのでしょうか？
ここでは空き巣に狙われやすい例の代表的なものをご紹介します。

1-1.外からの視線が届きにくいエクステリア

高い塀やフェンスで囲われた家は一見、防犯がしっかりされていて安全に見えます。
しかし、塀を乗り越えて敷地内に入られてしまうと塀の中は外からは見えません。
また塀で囲まれた家は費用もかかるため富裕層に多い傾向にあります。
こういった事情から空き巣にとってはおいしい物件なのです。
塀やフェンスで囲うことが危険というわけではありませんが、プラスαの防犯対策が必要です。

1-2.手入れがされていない放ったらかしのエクステリア

使ったものが片付けられていない、汚れたり壊れてものがそのままなんて事になっていませんか？
外から見て手入れが行き届いておらず荒れた家はだらしなく見えます。
窓の閉め忘れや鍵の掛け忘れが多いと判断され空き巣に狙われやすくなります。
また不審者も寄せ付けやすくなるので注意しましょう。

1-3.庭木の手入れがされていないエクステリア

手入れがされていない家でもあったように庭木が伸び放題の家はだらしなく見えます。
また、庭木は高い塀を乗り越えたりベランダなどに登る手段に利用されたり、生い茂った葉が外からの目隠しにもなってしまいます。

空き巣の標的にならないエクステリアにするには？

では、空き巣に狙われないようにするにはどのような点に気をつければ良いのでしょうか？
防犯効果が上がる例の一部をご紹介します。

2-1.掃除とメンテナンスは定期的に

誰でも今すぐに行える対策です。
掃除やメンテナンスはやり慣れていないと腰が重いですが、少しずつ出来ることから習慣化して行くと良いでしょう。
放ったらかしにしすぎて荒れ放題になるとますます腰が重くなります。作業が小さくて済むように定期的にこまめに行うのがコツです。
これからエクステリアの計画をする方は、使用するエクステリアの素材や植栽の種類の説明をよく聞いて選びましょう。
特に掃除が苦手な方や忙しくて時間がないという方はメンテンスが少なくて済む素材や植栽がおすすめです。
荒れたエクステリアはだらしなく見えて空き巣に狙われるだけでなく、放火の標的にされる可能性もあります。

2-2.防犯砂利を敷く

音は空き巣にとって敵です。
防犯砂利はその上を歩くと大きな音が出るので侵入者を音で知らせてくれる効果と、侵入者を防ぐ役割があります。
玄関周りなど住人が頻繁に利用する場所に敷くと時間帯によってはご近所迷惑になる場合もあるので裏口などのバックヤードの対策におすすめです。

2-3.照明を取り付ける

灯りも空き巣が嫌う要素の一つです。
エクステリアに照明計画を取り入れてみてはいかがでしょうか？
照明計画の際には人感センサーや明るさセンサーなどのセンサーをお忘れなく。
人の動きに反応する人感センサーは侵入時に作動するので空き巣の撃退に有効です。
明るさセンサーは周囲の明るさを検知して点灯、消灯を自動でしてくれます。
夜間でも明るい家は空き巣が寄り付きにくいし、留守中でも照明が灯れば留守を知られにくくなります。

2-4.侵入の足場を作らいない

高い塀やフェンスをエクステリアに取り入れる場合は、侵入の足場となる物を作らないように注意をしましょう。
塀やフェンスの周辺に乗り越えられるようなゴミ箱や季節用タイヤを置いたり、登れるような木を植えないことが大切です。
また、足場となる装飾物がないデザインの塀やフェンスを選ぶようにしましょう。
足場がなければ2m以上の高さのものを乗り越えるのは困難です。

2-5.防犯カメラを取り付ける

空き巣に狙われやすいのは人気の少ない時間帯です。
人通りが無いため目撃者がなく犯行を防ぐことも難しいですが、犯人を探すことも困難です。
防犯カメラを取り付けて人の出入りなど記録に残せれば犯人の手がかりにもなるし、防犯カメラが設置してあるだけで空き巣が寄りつかない場合もあります。
特にクローズ外構のエクステリアでは外から敷地内の様子がわからない分、防犯カメラの有効性は高くなります。