失敗しないカーポートの選び方 ~機能で注目したい屋根と柱、設置目的は明確に~

新築時は予算などの都合で設置していなくても、数年後に設置を検討する人が多いカーポート。
主に柱と屋根で構成されていますが、設置場所や車の大きさ、車の停め方、建物の外観など様々な条件に合わせて選べるようにたくさんの種類のカーポートがあります。
このたくさんのカーポートの中から自分の条件にあったカーポートをどの様に選べば良いのか迷われることでしょう。
今回はカーポート選びを失敗しないために、カーポート選びや購入する際のポイント、業者の選び方について解説していきます。

目次1.カーポート選びのポイント
2.購入する際のポイント
3.業者の選びのポイント
4.まとめ

1.カーポート選びのポイント

数あるカーポートの中からどの様にカーポートを選べば良いのでしょうか?
カーポートを選ぶ際のチェックポイントをご紹介していきます。

1-1.柱に注目!

カーポートを構成する大事な要素『柱』。柱はカーポート選びにも重要なチェックポイントです。
まずは柱の高さに注目しましょう。車が入る柱の高さかの確認が大切です。
ここで見落としがちなのが駐車場の水勾配です。
大半の家庭ではカーポートの設置場所にはコンクリート打ってあると思います。
コンクリートの駐車場は水が貯まらないように傾斜がついており、駐車場は水平ではありません。
しかし、カーポートの屋根は水平に設置するてため、勾配の低い位置では車が入る高さでも勾配が高い位置では車が入らなくなる場合があるので駐車場の勾配の高さとカーポート柱の有効高さの確認を忘れずチェックしましょう。

また、柱の本数と設置位置も重要です。
カーポートのタイプは柱の設置位置や本数によってスタイルが異なります。
基本的に駐車台数が多くカーポートのサイズが大きくなれば柱の本数が増え強度が必要になります。
後方支持タイプや片側支持タイプでは柱を太くして強度を出しています。
柱の本数が少なければ駐車がしやすく、車の乗り降りでもドアの開閉で柱が邪魔になることは少ないでしょう。
しかし、強度を出すためには本数を増やしたり大きな柱が必要になるので希望のサイズのカーポートの柱について確認をしましょう。
カーポートの種類によっては柱の位置を少し移動できるタイプもあるので所有の車のドアの位置や周囲の環境に合わせて動かすことも可能です。
カーポートの設置工事が始まる前に柱の位置を確認することも大切です。

1-2.屋根素材に注目!

カーポートの屋根素材にもいろいろな種類があります。
よく選ばれているのがポリカーボネート版です。
ポリカーボネート版には熱線遮断ポリカーボネート、熱線吸収ポリカーボネートと呼ばれるものがあります。
販売メーカーによって呼び方が違いますが機能は同じで、光を通しながら遮熱効果があるので夏の暑い日など社内の温度上昇を抑えることが出来ます。
普通のポリカーボネート版よりも値段は張りますが、日当たりの良い場所にカーポートを設置する場合にはお勧めです。
また、台風や豪雪地など強度に拘るならば折半屋根を選ぶと良いでしょう。
折半屋根はガルバニウム鋼板が使われており、採光性がありません。建物の窓の側に設置をする場合は暗くなるので注意しましょう。

1-3.自分の車をよく知ろう

カーポート設置後に自分の車に合っていなかったなんて悔しいですよね?
もちろん、カーポートを選ぶ際には車入るサイズを基準にカーポートのサイズを選ぶと思います。
カーポート選びでは車のサイズだけでなく、ルーフキャリア、アンテナなどの付属品、ドアの開閉サイズなども確認が必要です。
特に複数台駐車する場合はドアを開閉してもお互い干渉せずに乗り降り出来る余裕を持ったカーポートサイズを選びましょう。
荷台のバックドアの開き方にも注意が必要です。バックドアの開き方によってはカーポートの柱や梁が当たってしまう場合もあります。
経験豊富な業者に相談をして適切なアドバイスを貰いながら選ぶと安心です。

1-4.設置場所の配慮

カーポートの設置場所は駐車場と決まっていますが、設置場所によってもカーポートの選び方が変わってきます。
特に建物の側に駐車場がある場合、カーポートを設置することで室内の日当たりが悪くなる事があります。
近隣トラブルになる恐れもあるので駐車位置や駐車方法に配慮が必要です。

2.購入する際のポイント

2-1.設置の目的を明確に

カーポートを設置する目的は人それぞれです。
愛車を雨や風、紫外線から守りたいならば屋根材を熱線遮断のものにしたりサイドパネルを付けると良いでしょう。
車のメンテナンス道具などを置くスペースが必要な場合もあるかもしれません。
駐輪場も兼ねるのであれば自転車を停めるスペースを考慮してサイズを選ぶ必要があります。
雨に濡れずに乗り降りしたいのであれば、少し大きめのカーポートにしたり玄関までの動線も考えて設置場所を決めると完璧です。
迷ったときは専門業者に相談に乗ってもらいましょう。
カーポート設置の目的がはっきりしない場合は現状で困っていることを伝えると適切なカーポートを提案してくれるはずです。

3.業者の選びのポイント

3-1.アフターサービスをチェックしよう

カーポート本体選びも重要ですが、設置業者選びも大切なポイントです。
設置後にトラブルが発生したのではカーポートが機能しなくなってしまいます。
満足のいく工事になるように業者選びの際にアフターサービスの確認を契約前にしておきましょう。
アフターサービスの内容がしっかりとしていて説明もきちんとしてもらえる業者ならば、トラブル発生時に迅速に対応してもらえるので安心して依頼できます。

3-2.相見積もりで比較しよう

適正な金額を知るためにも複数の業者に見積もり依頼をし、比較することが大切です。
同じ工事をするなら安くしたいと思う気持ちは誰しもあると思いますが、安かろう悪かろうでは意味がありません。
金額と工事内容のボリュームがあっているかどうかを複数の見積もりを取って比較することで適正価格が判断できます。
過度な値引きをしたり、契約を急ぐ業者は避けましょう。
また打ち合わせの際の業者の対応もチェックしてください。
こちらの話をしっかりと聞いて設置の仕方や商品の選び方など適切なアドバイスをくれる業者は信頼ができます。
ホームページなどを持っている業者ならば施工例などの実績やお客様の声などの口コミで工事のクオリティを確認してみましょう。

4.まとめ

カーポートを選ぶ時に柱は重要なポイントです。
車のサイズや車の停め方を考慮して柱の高さと位置、本数を確認しましょう。
カーポートを設置する目的も家族でしっかりと話し合い、明確にしておきましょう。
将来の家族構成もカーポート選びのポイントとなります。
実績が多い業者ならば経験も豊富でさまざまな要望に合わせてアドバイスと提案をしてくれるはずです。
複数の見積もりを比較して適正な価格を判断し業者を選びましょう。

▶カーポートの施工例

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