コンクリートの庭を作るなら知っておきたいメリットとデメリット~コンクリートの庭を作るコツ~

お庭に使われる素材には芝生、砂利、コンクリートなどの舗装材があります。
自分の生活スタイルや好みに合わせて素材の選択をすると思いますが、メンテナンスの手軽さも選択する際の重要なポイントとなります。
メンテナンスがかからず、比較的費用がかからないのでコンクリートを選択する方も多いと思いますが、庭をコンクリートにする場合どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
庭をコンクリートにするメリット・デメリットとコンクリートの庭を作る際のコツをご紹介します。

目次1.コンクリートの庭のメリット
2.コンクリートの庭のデメリット
3.コンクリートの庭を作るコツ
4.まとめ

1.コンクリートの庭のメリット

2-1.耐久性に優れている

コンクリートのの中には通常、鉄筋やワイヤーメッシュが入っています。この鉄筋やワイヤーメッシュはひび割れ防止の他にコンクリートの強度を上げる目的で使用されています。
強度が上がるということは耐久性が増します。

2-2.メンテナンスが楽

耐久性が良いということはメンテンスが楽ということにも繋がります。
砂利は車など重たい物が乗ればその部分の砂利が押しやられてしまいくぼみができます。このくぼみを放っておくと水が溜まったり落ち葉のたまり場になったり、土がむき出しになると雑草が生えてきたりしてしまいます。
また、芝生はご存知の人も多いと思いますが、水やりや定期的な芝刈り、雑草の除去などの手入れが欠かせません。
その点コンクリートであれば重たいものが乗ってもへっちゃら、凹みもなく平らなので掃き掃除もしやすく水やりや草抜きなどの手間もいりません。BBQや花火をしたあとの片付けや汚れを落とすのも水を流せば簡単です。

1-3.水が溜まりにくい

ミキサー車で流し込んだコンクリートの表面は最後に職人の手で平らに仕上げられます。またコンクリート表面に水が溜まらないように汚水桝や側溝など排水経路を考えて傾斜をつけて仕上げられます。
そのため雨が降ったり水撒きをしてもコンクリートには水たまりができません。水たまりができないということは蚊などの虫の発生を防ぎ清潔に庭を保つことができることになります。

1-4.猫などの糞害が避けられる

庭で採用される素材には土、砂利、芝、コンクリートなどの舗装材がありますが、猫には縄張り意識が強いため基本的に猫の糞害対策に素材は関係ありません。
しかし、コンクリートの表面は夏は熱く、冬は冷たい、そして硬いという点で猫が不快に感じコンクリートをトイレにしなくなる場合があります。

2.コンクリートの庭のデメリット

2-1.太陽の照り返しが厳しい

もちろん庭をコンクリートにすることはメリットばかりではありません。
庭をコンクリートにするときのデメリットは夏場の太陽の照り返しです。太陽の照り返しが強くコンクリートの表面が熱くなります。コンクリート打ちのそばに窓がある場合、その窓がある部屋は暑くなる可能性があります。
対策としては打ち水やターフを貼って照り返しを和らげたり、カーテンを締めて照り返しが部屋に入らないように対策をすると良いでしょう。

3.コンクリートの庭を作るコツ

3-1.排水計画はしっかりと

庭をコンクリートにするメリットに水が溜まりにくいことを挙げましたが、ただコンクリートにするだけではメリットとなりません。
コンクリートを打つ際に排水計画がされてこそのメリットとなります。土間に傾斜をつけたり、側溝を設けるなど環境にあった排水経路を計画することが大切です。
専門業者であれば排水を考慮して計画してくれるはずですので施工前に確認をしましょう。
施工後に排水の問題が発生したならば施工業者に相談をして対策を考えてもらいましょう。

3-2.立水栓又は散水栓の設置を忘れずに

コンクリートの側には立水栓や散水栓などを設置して水が使えるようにしておくと便利です。
夏場の太陽の照り返し対策に打ち水をしたり、コンクリートが汚れたときの掃除やレジャーなどの後片付けにも役立ちます。

4.まとめ

いかがでしたか?
今回は庭をコンクリートにする際のメリットとデメリットについてお話してきました。
コンクリートは他の素材に比べるとメンテナンスが簡単で清潔に保てるという点で忙しいご家庭にとっては魅力的な素材です。
コンクリートはBBQや水遊びなど家でのレジャー、コンテナを使えば菜園スペースを設置することもで楽しみ方も広がります。また、見た目もスッキリと美しくなります。
今回お話した庭をコンクリートにするメリット、デメリットを押さえておけば快適なお庭のプランが立てられるはずです。
使い勝手を良くするために排水と水場の計画を忘れずに行いましょう。

 

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