「小さい子供がいるので飛び出し防止としてしっかり囲われている外構にしたい」とご相談に来てくださったお客様。
外の様子が完全に見えなくなるハイクローズではなく、ある程度外の様子の確認でき、それでいて囲われてるような空間にできたらとのご要望を頂いておりましたので、クローズすぎず解放感も感じられるデザインでご提案をさせていただきました。

解放感を感じられるポイントとしてまずご注目頂きたいのは門周り。
門塀はクローズ感を出す為２枚の壁を互い違いに施工しています。この形で施工すると多いのが手前の塀と奥の塀の間に門扉を設置するデザイン。
今回は解放感も大事にしたかったので門扉をつけないデザインにし、その先にあるサイクルポート下に駐輪されている自転車の出し入れのしやすさも考慮されております。
門塀自体のデザインは、モダンテイスト強めよりもナチュラルテイスト寄りのモダンにしたいという奥様のご要望から、手前の壁に木目柄の塀、奥の壁にこげ茶色の塗料を塗った塗り壁を配置。
木目柄の塀は、ニットーのドルフィンというタイルが貼られた塀で、表面上に凹凸が施されているのが特徴的なタイルです。それにより天然木のような見た目が楽しめ、それでいて天然木と違って耐久性があるというナチュラル系のデザインにしたいというお施主様のご要望に寄り添ったデザインの門塀を造ることができました。

門塀横は駐車、駐輪空間となっております。
駐車スペース、駐輪スペース共に屋根として使用したのは三協アルミのスカイリード。
カーポートは両支持タイプのスカイリードの手前に電動の跳ね上げ門扉を施工しており、サイクルポートは片支持タイプのスカイリードの手前に横格子のフェンスを施工しています。

サイクルポートとして使用したスカイリードは、本来１台用のカーポートとして存在する商品でサイクルポートよりも少し大きめとなっています。
サイクルポートではなく「少し大きくてもいいから」と１台用のカーポートを施工したのは、将来お子様が大きくなって車を持ったとき、それまでサイクルポートとして使用していた１台用カーポートの下に車が駐車できるようにとお子様を思いやるご両親の優しさからゆえのアイデア。
手前に施工した横格子のフェンスも、駐車スペースとして活用するようになった際にすぐ外せるようブロック等は使用せず、比較的すぐにフェンスが取り除けるような施工となっています。

駐車スペースはカーポート下だけでなく、正面から見て左側のメッシュフェンス手前にもございます。
こちらは来客者が駐車できるようスペースをとりました。

お庭内は、奥様のご趣味とお聞きした家庭菜園を思う存分楽しんでいただけるよう畑スペースを造りました。
建物沿いとなる畑スペース手前にはガーデンシンクとバーベキューができたらいいなと施工に至ったタイルテラス。
畑でとれた、とれたて野菜をバーベキューでおいしく食べる・・・素敵なお庭生活が目に浮かぶ外構デザインとなりました。

▶この施工の担当営業　山本　照樹