ウッドデッキの手入れ方法!長く使い続けるために抑えておきたいポイント
おうち時間が増え、家族で楽しく過ごすアイテムとしてウッドデッキをお庭に設置する家庭が増えています。
しかし屋外にあるウッドデッキ、お手入れを忘れがちになっていませんか?
せっかく設置してもお手入れをしないと劣化や腐食が進みます。基本的なお手入れの仕方を理解して気持ちよくおうち時間を過ごしましょう。
1.天然木ウッドデッキのお手入れ
天然木は特に腐食・ひび割れ・ささくれを起こします。これらの主な原因は砂ぼこりと天候の変化です。
砂ぼこりには『腐朽菌』が含まれおり木材を腐らせます。また、砂ぼこりの付着による乾燥と天候の変化による木材の伸縮でひび割れ、ささくれがおき怪我につながる場合があります。
日常的に行うお手入れと定期的に行うお手入れを組わせて無理なくお手入れしましょう。
1-2.日常的なお手入れ
先ほど説明した通り、砂ぼこりは腐食の原因となります。
屋外に置きっ放しのウッドデッキは日々砂ぼこりにさらされています。こまめにほうきで掃き掃除をしましょう。雑巾がけもお勧めです。
またウッドデッキの上に置いた植木鉢やプランターを同じ位置に置いたままにしておくと水やりによる湿気で腐食の原因になりますので定期的に移動させたり、台の上に置くなどの工夫が必要です。
コケやひどい汚れを落とす場合はデッキブラシを使って水で洗い流してください。なるべく天気が続く日を選びましょう。水洗いした後は乾かすことが大切です。
ひび割れやささくれを見つけた場合は怪我の原因となりますので、サンドペーパーや電動サンダーで削ってください。
掃き掃除・拭き掃除・研磨は木目に沿って行いましょう。
2-2.定期的なお手入れ
天然木は塗装し保護することで防腐・防蟻・防カビ・防藻・紫外線カットの効果が得られます。一般的には3~5年を目安に塗り替えを行うと良いとされています。木材の種類や環境によっては1~2年と早めに行うと良いでしょう。
塗り替えのタイミングの目安としては、木材の色が色あせグレーまたは一部白っぽくなったり、木材が黒くなりひび割れができた時です。雨が少なく、暖かい季節に行うことをお勧めします。
塗装の手順は、
1.洗浄:ウッドデッキの砂ホコリや汚れを落としましょう。水洗いをする場合は半日以上置いて十分に乾かしてから次の工程に移ります。
2.下処理:サンドペーパーで磨いて下地を整えます。表面についたカビや古い塗装を落とし表面の凸凹を整えます。
3.養生:ウッドデッキ以外に塗料が付かないようにテープやビニールなどで養生します。
4.下塗:手摺や柱も塗る場合は上から下に塗りましょう。
5.上塗:下塗りのあとしっかり乾かしたらもう一度塗りしっかり乾いたら完了。
となります。
2.人工木ウッドデッキのお手入れ
人工木は木粉と樹脂を混ぜて作られた素材です。腐食やささくれ等の心配がなくお手入れは簡単です。
とは言っても、お手入れをしないと汚れやカビは付着してしまいます。
天然木の日常的なお手入れ同様こ掃き掃除や拭き掃除で砂ほこりと取り除きましょう。
汚れ具合によってはデッキブラシを使って水で洗い流すこともできます。
キズやしつこい汚れはサンドペーパーで木目に沿って削り落とします。
人工木ウッドデッキは素材が腐ったり、色あせ色落ちが無いため塗装の必要はありません。
3.まとめ
ウッドデッキの素材には『天然木ウッドデッキ』と『人工木ウッドデッキ』の2種類がありそれぞれお手入れの仕方が異なります。
素材によってお手入れの手間が違いますが、素材それぞれのメリット・デメリットがあります。
お手入れ方法もウッドデッキの素材選びの参考にもして下さい。
また、天然木ウッドデッキの定期的なお手入れ方法についてもっと詳しく知りたい方は下記をご覧ください。