物置の選ぶときに押さえておきたいポイント
先日のブログでは収納物や設置場所など物置の基礎知識についてお伝えしました。
今回はサイズはもちろん、使用目的など実際に物置を選ぶときに押さえておきたいポイントについてお話していきます。
1.大きさを決めるポイント
物置の大きさを決める時に押さえておきたいのは、設置場所と収納物の大きさです。確保できるスペースに収まるサイズ、収納物が入る大きさを選ばなくてはなりません。
それぞれどんな点に気を付ければ良いのか見ていきましょう。
1‐1.設置場所に合わせた大きさ選び
物置の商品紹介でカタログでは床面外々の縦横寸法と本体の最高高さが表記されています。実際には屋根の軒が床面より出ていたり、基礎ブロックの上に物置を設置ししたりするので物置の設置場所には奥行き、幅、高さに物置本体の大きさプラス10~20㎝の余裕が必要です。
特に物置全面には収納物の出し入れ、開き戸タイプを選択すすの場合は扉の開閉などのスペースが必要となります。
1‐2.収納物に合わせた大きさ選び
物置の大きさ選びには収納物の大きさや収納物の量のチェックは誰もが思い浮かぶ項目だと思います。
基本的な項目ですが、間口にばかり気を取られて高さの確認を忘れないようにしましょう。床面積が確保できない場合は高さがあれば収納率が上がります。
サイズに迷った時は大きめのサイズを選択することをお勧めします。
2.扉タイプを決めるポイント
物置の扉のタイプには、観音開きタイプ、引戸タイプ、シャッタータイプがあります。扉のタイプによっては設置スペースが余分に必要になったり、収納物の大きさに制限が生まれます。
メーカーや物置の大きさによって採用されている扉のタイプが異なるのでよく確認をして選びましょう。
2‐1.観音開きタイプ
全面開口のドアタイプで小型物置で採用されています。物置の前面がフルオープンになるので収納物の出し入れがしやすいです。設置場所を決める際には扉の開口スペースを考慮する必要があります。
2‐2.引戸タイプ
物置によく見られるスライドドア式の扉で2枚引戸、3枚引戸、4枚戸の3タイプがあります。
2-2-1.2枚引戸タイプ
2枚引戸タイプは小型物置では一般的なタイプで物置間口の約半分が開きます。左右どちらでも開くことができます。
2-2-2.3枚引戸タイプ
3枚引戸タイプは中型から大型の物置でよく見られるタイプです。物置の間口の2/3が開口でき、中央部分の収納物の出し入れがしやすくなります。メーカーや物置の大きさによっては左右どちらにも開く物と片側にしか開かない物があるので物置を選ぶ際にチェックが必要です。
2-2-3.4枚引戸タイプ
4枚戸タイプは間口の広い物置で採用されています。小型物置では左右どちらからでも自由自在に開けられるものがありますが、大型物置では両端扉は固定されて中央部分が左右に開く物になります。
2‐3.シャッタータイプ
見た目は物置というよりガレージに見えます。物置の間口が無駄なく使えて大物の出し入れに便利です。地面との段差ができない土間タイプにするとガレージ同様に使え、自転車などの出し入れがしやすくなります。
3.棚タイプを決めるポイント
物置内部の収納棚は全面棚タイプと長物収納タイプがあり、収納する物の高さによって選択できるようになっており標準でついています。
標準でついているものは最低限のものになるので、棚の枚数を増やす、棚の奥行きを変える、スライド式の物を付けるなどしたい場合は各メーカーでオプション追加することができます。
カタログをチェックして用途に合わせて選びましょう。
4.その他機能について
その他、物置を選ぶ時のポイントとして寒冷地にお住いの方は雪の重さに耐えられる積雪型や断熱材を使って結露対策が取られているものをチェックしましょう。
また、扉下のレールがない物はゴミの詰まりや寒冷地での凍上の心配がなくスムーズな扉の開閉ができます。