これから家を建てる方へ~外構3つのスタイルとは? スタイル別特徴~

建物の計画はキッチン、お風呂、トイレ、寝室など生活に欠かせない設備がすぐに思いつくし、住宅展示場なども多くあり情報が入手しやすくイメージもしやすいですね。
しかし外構となると情報も少なく、いざ計画しようと思うとどのように計画すれば良いのかどのようなプランがあるのかイメージが分からず困っている人も多くいると思います。
そこで今回は、外構の計画をするときにまず決めたい『オープン外構』『セミクローズ外構』『クローズ外構』の3つのスタイルについてお話していきます。
それぞれの特徴を知って、最適なスタイルを選びの参考にしてください。

1.オープン外構

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道路から建物までの間に塀やフェンス、門扉など遮るものが無い開放的なスタイルで近年人気です。
狭小地に採用される事が多く、3つのスタイルの中で比較的低コストです。プランの自由度が高く、住む人の印象が表現しやすスタイルと言えます。
遮るものが無く外からの視線や人の侵入が気になるので道路側に庭が無く窓が少ない北入りの敷地にお勧めです。
防犯の面では不安要素が多いスタイルですが、外から見えるという事は周囲から異変に気付いてもらいやすいと逆手に取ることも出来るので南入り敷地でこのスタイルを選択する場合は植栽や門塀の配置で視線を遮る工夫をすると良いでしょう。
ただし、このスタイルでは子供やペットの飛び出しには注意が必要です。

▶オールグリーンのオープン外構

2.セミクローズ外構

セミオープン外構という場合もあります。

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門扉を付けて玄関への動線をクローズにしプライベートスペースを高い塀やフェンスで囲い、、駐車場はオープンにして道路から直接出入りできるスタイルが一般的です。

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それとは逆にオーバーゲートやシャッターで駐車場スペースを囲ってクローズにし、門扉を付けずに玄関への動線をオープンにして目隠しをしたプライベートスペースに自由に出入りするスタイルもあり、車好きの方にはお勧めです。
プライベートスペースが囲われることでセキュリティが向上し、子供やペットの飛び出しの防止にもなります。
構造物が増えるのでオープン外構に比べコストがかかります。
このスタイルを選択する場合は駐車場から玄関への動線を考慮して計画すると使い勝手の良い外構になります。

▶オールグリーンのセミクローズ外構

3.クローズ外構

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道路面全てを塀や門扉、シャッターなどで囲うスタイルで、重厚感があり格のある印象になります。
車もプライベートスペースも守られ防犯においては一番安心なスタイルで、3つのスタイルの中で最もコストがかります。
侵入防止という点では防犯性は高いですが、周りから見えない分、照明計画をして灯りの演出をしながら対策をするのもお勧めです。
また、門扉やシャッター、塀の素材など種類は様々なので選ぶアイテムで価格が大きく変わってきます。アルミ商品や素材の特徴を説明してもらいお金を使うところと使わないところを考えて計画すると良いでしょう。

▶オールグリーンのクローズ外構

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