子供が喜ぶ庭造り 庭に砂場を作りたい!~DIYで木製MY砂場を作ろう、必要な道具と場所選びのポイント~

思うように出かけられず遊び場に困るコロナ禍、小さな子供がいるご家庭では自宅で遊べたらと考える人も多いでしょう。
子供が大好きな砂遊びが自宅で安心して楽しめたら良いですよね?
自宅に砂場を作る場合、どんなものを揃えればいいのでしょうか?
ここでは木製の砂場作りに必要な道具や材料、場所選びのポイントについてお話していきます。

1.砂場の大きさと場所選びのポイント

楽しく快適に遊ぶには砂場の大きさや場所選びがカギになります。
ここでは砂場の大きさの目安や場所選びのポイントについて見ていきましょう。

1-1.どのくらいの大きさがあれば良いの?

大きな砂場であれば遊ぶ子供のテンションも上がりますが、庭の大きさには限りがあります。
小さな子供が遊ぶ砂場であれば1m×1m、深さは15㎝でも3~4人のお友達と十分楽しく遊ぶことが出来ます。
ここでは木製の砂場なので形状は四角に限定されますが、子供が簡単におもちゃを取ったり出来る奥行きで横に移動しながら遊べる長方形がお勧めです。

1-2.砂場に適しているのはどんな場所?

砂が濡れてしまうと遊べなくなってしまいます。
せっかくすぐ遊べる自宅にあるのに雨に濡れて砂が渇かずなかなか遊べないのでは意味がありません。
濡れた砂が早く乾く場所が砂場に向いています。

1-2-1.日当たりのいい場所

雨に濡れた砂がすぐ乾くように日当たりが良く風通しの良い場所を選びましょう。
日当たりは砂の乾燥には大切ですが、日当たりが良すぎると日差しが強くて夏場は遊べないこともあるので日除け対策も考慮して選ぶようにしましょう。

1-2-2.水捌けのいい場所

砂は雨を吸収してしまいます。
砂場の下の水捌けが良くないとなかなか砂が乾きません。
また水捌けが悪く水溜まりができやすい環境では蚊などの虫がわきやすくなります。
清潔に安全に遊ぶために庭の水捌けの状態を確認して場所を選びましょう。

2.砂場作りに必要な道具と材料

では実際に砂場作りにはどんな道具と材料がいるのでしょうか?
いろんな砂場がありますが自宅で砂場を作る場合には木材かレンガが選ばれますが、材料の運搬の手間や子供の安全性から木材を好むご家庭が多いようです。
ここでは木製の砂場作りに必要な道具と材料を見てみましょう。

2-1.砂場作りに必要な道具

木材で砂場を作る場合最低限必要になるどうぐは次の通りです。

・ビスや釘
・トンカチ
・シャベル・スコップ

木枠に塗装をする場合は刷毛など木材塗装に必要な道具の準備をしなければなりません。

2-2.砂場作りに必要な材料

次に砂場作りに必要な材料と選ぶ時のポイントを見てみましょう。
子供が安全に遊べる様に品質を吟味して選ぶことが大切です。
また材料を購入する前に砂場の大きさを決めておくと材料を無駄なく購入できます。

【木材】
ウッドデッキ用の木材やツーバイフォーの木材がおすすめです。
ウッドデッキ用の木材は板幅の種類がいくつかあるので砂場の深さに合わせて選べば木枠を積み重ねる手間が省けます。
ハードウッドの様な硬い木材はカットや釘打ちの加工がしにくいので加工しやすい木材を選びましょう。
またホームセンターで砂場の大きさに合わせてカットしてもらったり、防腐・防虫加工済の木材を選ぶとカットや塗装の手間が省けます。
【砂】
ホームセンターに抗菌・除菌処理済の砂が購入できます。
砂場の大きさの7割り程度の量にしましょう。多すぎると遊ぶ側から砂がこぼれてしまいます。
【防草シート】
砂場の水はけを良くし、砂場の砂と土が混ざらない様にするために使います。
防草シートには織布タイプと不織布タイプがあり、不織布タイプの方が強度があります。
【砂利】
水はけ対策に砂場の下に敷きます。砂場の下に5~7cm程度の量を準備しましょう。

2-3.砂場の蓋について

自宅の砂場に蓋は欠かせません。
砂場は猫のトイレにされる事が多く、清潔に保つために蓋は必須です。
また蓋をしておくことで落ち葉やゴミが入るのを防げたり、雨などの水濡れ防止にもなります。

木枠と一緒に蓋をDIYしても良いですし、木材やトタン、塩化ビニル、ブルーシート、すのこ、お風呂の蓋なども砂場の蓋として利用出来ます。
すのこやお風呂の蓋を利用する場合、そのサイズに合わせて砂場を決めると砂場の設計も迷うことがありません。

3.砂場の作り方

砂場の設置場所と砂場の大きさが決まり、道具と材料が揃ったら砂場づくりをスタートしましょう。

3-1.土台作り

まずは砂場の土台作りをしましょう。
なるべく水平に土台を整えるのがコツです。水はけを良くし清潔な砂場を作るひと手間です。

まず砂場の設置場所を砂場の大きさに合わせて20cm程度穴を掘ります。
掘った地面をしっかりと踏み固めます。土台が凸凹していると砂場がぐらついてしまいます。あれば水平器などを使って平らになっているか確認しましょう。
5~7cm程度の厚さで砂利を敷きその上に防草シートを敷いて土台の完成です。

3-2.木枠を作る

材料が揃い、土台が出来たら実際に木枠を作って行きましょう。

木材は購入時に砂場の大きさに合わせてホームセンターなどでカットしてもらうと便利です。
好きな色を塗ったり防虫防腐の塗装をする場合は木枠を組む前に行います。
完成した砂場の歪みを防止するためになるべく平で水平な場所で作業をしましょう。
カット済の木枠を四方から組み立て木材の接している部分をビスや釘で打ち付け固定します。このとき予め下穴を開けておくと釘打ちの際の木材の割れを防ぐことが出来ます。
砂場の深さによってこの上にさらに木材を乗せ釘で固定していきます。

水はけのため、決して底は塞いではいけません。
気になる場合は土台で敷いた防草シートを木枠の底に釘で打ち付けても良いでしょう。

もし砂場の設置場所がコンクリートや平板などの舗装された床の上の場合は木枠の底に防草シートを両面テープで貼り付け、100円ショップなどで手に入るジョイント式の人工芝マットの上に設置をすると水はけの対策になります。

3-3.砂場を設置し砂を入れる

最後の仕上げ作業です。
出来上がった木枠を設置場所に置いてグラつきがないか確認します。砂場がグラグラする場合は土台を踏み固め調整をしましょう。
木枠を設置し、木枠の7割り程度の砂を入れて完成です。

4.まとめ

自宅に砂場を作る時のポイントについてお話してきましたがいかがでしたか?
DIYブームでホームセンターでは便利な材料や道具を見かけるようになりました。
釘を打ったりするのが苦手と言う方は木製の砂場作成キットやプラスチック製の砂場を購入したり、木製のプランターを利用してもお手軽に砂場を作ることができます。
また子供が大きくなって砂場が必要なくなった場合はそのまま砂を土に入れ替えて花壇や菜園としても楽しめます。
これから少しずつ暖かくなって外で遊びたくなってきますね。砂場をDIYして家での楽しみを増やしてはいかがでしょうか?

砂場の施工例はこちら → 施工例① 施工例②

 

 

 

 

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