心と体をリフレッシュ☆自宅でガーデニングを始めてみよう!
1990年代、大阪で開催された「花博」をきっかけにブームとなったガーデニングですが、趣味の多様化などからブームが去り最近では新築のエクステリア計画に花壇を作るケースも少なくなってきました。
このように忘れかけられているガーデニングですが、ストレス解消や生活習慣病予防などに非常に効果があると言われ、ガーデニングはメリットの多い趣味と言われ最近注目を集めています。
自宅での過ごし方に注目が集まった近年、新しい趣味としてガーデニングを始めようとお考えの方にガーデニングを始めるポイントや庭作りの方法についてご説明します。
目次 | 1.ガーデニングのメリット 2.簡単ガーデニングの始め方 3.ガーデニングのスタイル 4.庭作りの注意点 5.まとめ |
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1.ガーデニングのメリット
もともとガーデニングはイギリス発祥の庭造りの概念で、日本で「ガーデニング」というと「趣味のための園芸」を指します。
ここではこの「趣味のための園芸」のメリットをご紹介します。
1-1.庭の装飾効果
ガーデニングと言えば、季節ごとに咲く色とりどりの花やグリーンカーテン、アクセントとなる置物やガーデンファニチャを配置することを想像するのではないでしょうか。
すなわち殺風景な庭を華やかに装飾することで家全体のイメージが良くなり家で過ごす時間も気分良く楽しくなります。
1-2.目隠し効果
エクステリアの一部でアルミフェンスを使って目隠しがされていますが、この目隠しを木製や木彫のものに替えたり蔓性の植物で作るグリーンカーテンや生け垣で目隠しをする方法もあります。
こうすれば立派なガーデニングとして目隠しも楽しめます。
1-3.心身への効果
ガーデニングは緑に癒やされるリフレッシュ効果の他、植物の手入れで体を動かし植物の成長に触れることで子供の情操教育や高齢者の痴呆予防、運動不足解消などとても多くのメリットがあります。
心理的にも肉体的にも得られる癒やし効果のあるガーデニングは趣味として再び注目を集めています。
2.簡単ガーデニングの始め方
一言にガーデニングと言ってもその範囲は非常に広く、スコップから始められる手軽なものから業者に依頼しなければならない大掛かりなものまであります。
「何から始めたら良いのだろう」「維持が大変そう」と敷居が高く思われがちですが、ここでは簡単に始められるガーデニングをご紹介していきます。
ガーデニングに庭の広さは関係ありません。狭い庭でも規模や場所を工夫すればガーデニングは楽しめます。
2-1.プランターで気軽にガーデニング
花壇や菜園を作る庭がなくてもプランターですぐにガーデニングが始められます。
プランターでガーデニングを始めるメリットはいつでも移動できること花や野菜の植え替えも気軽に行えることにあります。
どこにでも移動ができるので気分や気候、植物に適した環境に合わせて置く場所を変えられるし、失敗をしてもすぐに植え替えも出来ます。
手始めにプランターでガーデニングを始めてはいかがですか?
2-2.ガーデン雑貨を設置
お庭の空いたスペースにガーデンファニチャを置いたり、好きな動物の置物を飾ってみたり、プラスチック製の立水栓をおしゃれな物に替えたり土いじりや植物を育てる自信がない方はちょっとしたガーデン雑貨を置いてお庭でくつろぐところから始めてみてはいかがでしょうか?
2-3.芝生でお庭を緑の絨毯に
根強い人気のお庭の芝生化。庭の芝生化はDIYでも出来ます。
下地の凹凸が激しく水はけが良くない場合は業者に整地を依頼しましょう。
芝刈りなど手入れが大変なイメージがありますが、最近では成長が遅く手間のかからない品種も開発されています。
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2-4.花壇を作ってガーデニング
ブロックを積んで高さのあるしっかりとした花壇を作るには業者に依頼しなければなりませんが花壇にしたい部分を仕切ることで簡単に花壇が作れます。
仕切りにはレンガや割栗石、花壇用のフェンスなどホームセンターのガーデニングコーナーで手に入ります。
草花や野菜、ハーブなどを育ててみてはいかがですか?
3.ガーデニングのスタイル
ガーデニングを始めたいけれどイメージが湧かないという人はガーデニングのスタイルから自分の作りたい庭を考えてみてはいかがでしょうか?
3-1.イングリッシュガーデン
ガーデニングが盛んなイギリスでよく見られる自然美を生かした風景画のような庭のことを言います。
季節ごとに色づく葉や花の色彩の組わせをイメージしながら植物の配置を考えるのがポイントです。
3-2.ジャパニーズガーデン
玉砂利や自然石を水や山に見立てて風景を作成するのがジャパニーズスタイルの庭です。
完成させると手入れが少ないと言われています。
玉砂利や自然石の運搬や配置で重機が必要な場合があり、個人での施工が困難な場合があります。
3-3.家庭菜園
家庭菜園は育てたものを収穫し食べる事を目的としたガーデニングです。
育てる楽しみだけでなく食べる楽しみもあり、小規模から始められ親子でも楽しめるので近年人気があります。
4.庭作りの注意点
4-1.土壌の確認をしよう
ガーデニングは植物を栽培します。植物を栽培する上で大切なのは栽培する植物に合わせた土壌です。
砕石や砂利が使用されている造成地や粘土質で硬い土地では土を入れ替える土壌改良が必要です。
肥料を定期的に混ぜれば半永久的に効果が続くきます。
土壌が問題で植物が思うように育たない場合は業者へ土壌改良の相談をしみましょう。
4-2.植物の特性を確認しよう
好きな花や育てたい植物は人それぞれ好みがありますが、全ての植物が住居の環境に適しているわけではありません。
特に寒さに弱い植物はガーデンルームを活用すると便利です。
栽培環境の管理が必要な植物を育てる場合にはガーデンルームを検討してみましょう。
ガーデンルームやサンルームの設置する場合には専門業者に相談すると良いでしょう。
5.まとめ
自宅で過ごす時間が増えて自分の時間の使い方が見直されている昨今、今まで出来なかったことを始めたり新しい趣味を探している人もいるのではないでしょうか?
ストレス解消、運動不足改善、痴呆症予防、子供の情操教育などガーデニングは私達人間にとってさまざまな角度からのプラス効果が期待できます。
植物を育てることは特に心理学的に高い効果が実証されており、ガーデニングは心と体の両面でメリットのある趣味といえるでしょう。
自宅でガーデニングを始める際には、土壌が植物を育てるのに適しているかどうか確認をしましょう。
ガーデニングは庭造りをする大変な趣味だと思われがちですが、植木鉢ひとつからでも始められます。
小規模なものからでも初めてみてはいかがでしょうか?